
ルイ・ロデレールの傘下に入ったドゥーツ社のワインを揃えて、(Champagne Deutz 晩餐会)を開き、ファブリス・ロセ社長のお話しを聞きながらワインと料理のマリアージュを楽しんでいただきました。
ここタピ・ルージュでは初めてのワイン会となりましたが、フランス料理・ワイン好きのお客様が多数来店されました。私自身ファブリス・ロセ社長とは初めてお会いしましたが、とても気さくな方で、なんといっても背が高くダンディな方でした!女性のお客様も目がハートになっていましたよ(笑)。この日のワインに相性の良い料理を西森シェフに相談して提供させていただきました。
まず、帆立貝を使った前菜にはN.V.のBrut Classicと'98 Blanc de Blancsを。爽やかな酸味とほどよい果実の甘味、そしてアフターフレーバーに広がる心地よい苦みが帆立貝の甘さを引き立たせてくれたと思います。お魚には'00 Millesimeを合わせました。ピノ・ノワール60%のややコクのあるこのミレジムにシードルワインとサフランを使った少し甘めのソースがワインを更にクリーミーな印象に変えたでしょう。メインディッシュの仔羊にはN.V. Brut Classic Roseとドゥラスの赤ワイン'00Hermitageを合わせました。ピノ・ノワール100%のロゼシャンパンは仔羊の旨味を更に引き出し、後味がハーブの様なこのシャンパンにタイムの香りが絡み合い、肉の臭みが口に残らないフィニッシュになったことでしょう。それから、アルコールのボリュームがあるローヌの赤ワインにも仔羊独特のお肉の香りが楽しめたと思います。
ここで私が今回のマリアージュにあたり一番気をつけた事は、グラスの種類です。最近食中もシャンパン1本で通されるお客様が増えてきました。私が心掛けてサービスをしているのは、グラスの大きさとワインの温度です。今日のワイン会で、前菜の時にはフルートグラスに温度を低めですっきりと、お魚料理には白ワイングラスにやや高めの11℃〜12℃位、お肉料理の時にはブルゴーニュグラスに13℃位でサービスさせていただきました。このグラスのサービスの仕方にファブリス・ロセ社長も喜んでくれました。
フルートグラスに注いで、立ち昇る気泡を眺めるのが大好きな私ですが、大きめのグラスに注いで飲むシャンパンも美味しいですよ!ファブリス・ロセ社長も「僕はシャンパンを飲む時のグラスは白ワイングラスで飲むのが好きだ!だってシャンパン(発泡性ワイン)と呼ばれているけれど、元々シャンパンだって同じ葡萄から造っている"ワイン"なんだから!」と。この言葉に皆がうなずいていました。
ファブリス・ロセ社長のお話と、料理とワインのマリアージュで今回のワイン会は皆様にお楽しみ頂けてとても嬉しく思いました。又、大変お忙しい中お店に来店していただいたファブリス・ロセ社長に感謝の気持ちと、出席してくださった皆様にもお礼申し上げます。
今後このようなワイン会などの企画も考えておりますので宜しくお願いします。
次の来日までには少しくらい仏語で会話が出来る様勉強しておきます。今日は本当にありがとうございました。
2007年2月9日 シェフソムリエ 北原
