タピルージュ ワインクラブ"20"
2009年3月22日,4月2日
〜 五大陸ワインの夕べ 〜

今回のワインクラブ“20”は世界各地のワインを楽しんでいただきたいと思いまして、『5大陸ワインの夕べ』というテーマで、各国を代表する単一のブドウ品種からつくられるワインを5大陸6カ国から赤ワインを中心にセレクトしました。
今まで行ったワインセミナーよりも、より広範囲の”世界中より”という事で、紹介したい国が数多くあり 絞り込むのに悩みました。 最終的にはギリシャ、スペイン、南アフリカ、アルゼンチン、オーストラリア、インドを選ばせていただきました。
赤ワインを主体としてご用意したワインを紹介すると、ギリシャからはアギオルギティコ種、ヘラクレス。スペインからはテンプラリーニョ種、バルピエドラ。南アフリカからは、ピノ・タージュ種、ニュービギニングス。アルゼンチンからはマルベック種、ドニャパウラ。オーストラリアからは、シラーズ種、マウントベンソン。と、その国で取れるブドウをそのままワインに反映させたワイナリーを主に選びました。が、実は私の好みのものも含まれています。
会の始まりでは、アペリティフとしてシュナンブランの白ワインをブラインドテイスティングしていただき、生産国を予想していただきました。
生産国がインドと解るとお客様からは驚きの声があがりました。 インドでこんなに素晴らしいワインができるなんて信じられないとおっしゃるお客様もいらっしゃいました。
このワインはインドの新鋭ワイナリー、スラヴィンヤーズのリリースする自信作です。
セミナーの内容は、世界のブドウ品種からご説明し、ブドウの起源をお話ししたのちに、各国ワイナリーをご紹介していきました。
途中、資料にポイントとなる事を書き込んでいらっしゃるお客様もいらっしゃいました。やはり、本日お飲みになっていただくワインの説明となると、より集中してお聞きいただけたようでした。
ご用意した、ワインの1つ南アフリカのニュービギニングスはワイン会のお客様に是非、知っていただきたいワインでした。
少し重い物語を持つワインですが、出会いと努力の末に生み出されたワインで、南アフリカ初のフェアトレードワインでもあります。
セミナートークが終了してテーブルにお料理が運ばれると、店内が活気づきます。
テーブルには、ワイングラスに国旗を付け、一目でその国のワインと解るように致しました。なんだか、お祭りみたいだね!とお客様に言われると、何だか運動会を思い出しました。
ご用意した赤ワインはすべて単一品種のワインで、その国を代表する品種で造られたワインの為、はっきりとした味の違い、香りの違い、そして色調の違いを比べる事ができ どのお客様も楽しそうにワインを飲み比べていました。
資料を片手に、○×でワイン評価する方、国旗を外しブラインドテイスティングに挑戦する方、セミナー中のお話の補足を望む方と、皆様、さまざまにワインを楽しんでいただけました。
時間の経過や、お料理と合わせるとまたワインの評価も変わり、よりワインの奥深さを実感できたのではないかと思います。 今回は世界各地からセレクトしたワインですので、多くのタイプのワインがあり、お客様の好みもいろいろ分かれるのが私自身参考になり、とても興味深かったです。
お料理は赤ワイン全般に合うようにご用意させていただきました。 初めのアミューズのポワロージュンヌと帆立のグリエには、インドの白ワイン“スラ”と、ギリシャの“ヘラクレス”、南アフリカの“ニュービギニングス”を。オードブルの高原豚・フォアグラ・春タケノコのプレスにはアルゼンチンのマルベック“ドニャパウラ”を。 メインの仔羊背肉のロースト・ホワイトアスパラガス添えには、スペインの土着品種テンプラリーニョ“バルピエドラ”とミッシェル・シャプティエの造るオーストラリアワイン“マウントベンソン”を、順に提供していきました。
どの赤ワインがこの料理に合うかとお客様同士で意見を交換なさったり、意見を求められたり致しました。 目の前にある6種類のワインを端からお料理と合わせる体験というのは普通のお食事だとあまりない為、非常に御好評いただき、嬉しかったです。 グラスが空になる頃には、皆様酔いもまわり、ご満足頂けたご様子でした。
また引き続き、タピルージュのワイン会では、ワインの名産地をご紹介して行きたいと思います。 どうぞ今後ともよろしくお願いします! ありがとうございました。
ソムリエ 猪股
