Janisson & Fils (ジャニソン エ フィス)〜Verzenay〜
2009年5月12日
マニュエル ジャニソン氏 来店

現在、シャンパン造りに使っている葡萄は出来る限り化学薬品を使わないリュット レゾネで栽培され、自社畑の管理から醸造、販売、葡萄の買い付けまで社長と奥様、3人のお子さんで行っているそうです。1995年まではRM(レコルタン マニピュラン)として自社畑の葡萄だけを使ってワインを造っていましたが、1996年よりNM(ネゴシアン マニピュラン)として近隣の畑からも葡萄を買い付け、現在では年間で20万本ほどを生産しているそうです。
マニュエル社長は「ムニエは使わない。使っても5%位だね」、「ピノ ノワールはスパイシーさやフィネス(深みや調和)をワインに与えてくれる、そんなピノがいい」と、良く耳にする大手メゾンの様ないわゆるバランス重視の作りではなさそうです。
では、シャンパンの要素で大切なのは何ですか?と尋ねると「シャンパンの味わいにおいて最も必要なのはミネラリティだね」「あるワインライターがJanissonのシャンパンを飲んで、石を舐めているかのようなミネラル感があると言ってたよ」と嬉しそうに話していました。
ですが単にミネラルと言っても造ろうと思って造れる訳では当然ありませんよね?と尋ねると「そう、白い石灰質の土壌がミネラルを葡萄に与える、だからそういった畑の葡萄を選んで買い付ける事が大事」とミネラル感を出す事へのこだわりがとてもあるようでした。
ミネラル感や石灰質というとどうしてもシャブリやムルソーのような、シャルドネを使った白ワインを連想しますがどうなのでしょうか。と言うことで更に尋ねてみました。「ミネラル感はシャルドネから来るのですか?」すると答えは「両方だね、ピノとシャルドネ。ピノにもフィネスやスパイシーさとミネラルも感じられる」そうです。これはあまり聞いたことのない感想というか感性で、“ミネラル感のあるピノかぁ”とこれから意識して飲むことにしました。
20万本造られる内のほとんどがこだわりのノンヴィンテージ
ピノノワール70%にシャルドネ30%というプレステージシャンパンのようなブレンド比率。
葡萄はミネラルを与えてくれる畑で育ち、ピノノワールがスパイスの風味とフィネスを、シャルドネが黄色い果実やシトラスのようなフレッシュ感を与えます。そしてそれらの葡萄から搾った一番搾りの果汁だけを使い、クリアな味に仕上げているそうです。
そしてシャンパンはセラーで熟成されてテイスティングにより出荷時期が判断される、という最後までこだわりの詰まったシャンパンです。
シャンパンメゾンジャニソンの創業者のシャンパンに対する情熱的な精神は3代目の現当主にも受け継がれているのを感じました。
こんな話を熱く語るマニュエル社長から聞くと当然、早く飲みたい!と誰しも思ってしまいますが、ナントまだシャンパンが日本に到着していないそうで、、、早く届いて欲しい気持ちでいっぱいです!(6月にはOn List できそうです。)
最後に記念写真を撮り、マニュエルさんは「今度はフランスで会おう!」と僕と挨拶を交わし、秋葉原へ向けて出発しました。さて、このシャンパンもあと少しで日本に入ってくるそうなので、入り次第ご連絡しますのでどうぞお楽しみに!
以上、Janisson & Fils(ジャニソン エ フィス) マニュエル ジャニソン社長との対談レポートでした。
ソムリエ 久保田 大介




