タピルージュ ワインクラブ"20"
2009年8月30日,9月3日
〜 コート・ダジュール 南仏プロヴァンスワインの夕べ 〜

セミナーではプロヴァンスワインと深い関係を持つ風“ミストラル”の話を中心にお話しし、 テイスティングでは、プロヴァンスの伝統溢れる赤ワイン「バンドール」と、新鋭のシンデレラワイン「トレヴァロン」の飲み比べをテーマにしました。
アペリティフにはプロヴァンスを代表するロゼワイン、レゾルフェーブルヴィニュロンをご用意致しました。 なんといっても、プロヴァンスワインはこのロゼの色と、青い海よね!と言われる方もいらっしゃいました。
ガラスの瓶を削った装飾や、プロヴァンス出身の画家、ポール・セザンヌの描いた絵のエチケットを持つこのワインは芸術のプロヴァンスをイメージしたようなワインで、女性のお客様に好評でした。
セミナーの中盤では、ミストラルという風が、プロヴァンスのワイン地帯にもたらす恩恵について、以前私自身がプロヴァンスでワインを生産しているフランス人から伺ったお話をもとにご説明しました。風がブドウの生育を司るワイン地帯というのは、ここプロヴァンス地方だけかもしれませんね。
お料理の前菜、南仏野菜のファルシはハーブの香油で仕立てて、トマトクーリと共に召し上がっていただきました。ワインはプロヴァンスの白、コマンドリー・ド・ペイラソールを合わせました。 プロヴァンスの白ワインはとても生産量が少なく、プロヴァンス地方全体4%程度しか作られてないワインで、しかも女性醸造家のつくるワイン。さらには遙か昔、テンプル騎士団が所有していた畑!とセールストークの多いワインだけあって、皆様、楽しく召し上がっていました。
メインの仔牛舌の赤ワイン煮込みには、今回の目玉、バンドールとトレヴァロンを合わせました。プロヴァンスの濃厚な赤という事もあって、皆様グラスをスワリングさせ、香りを開かせじっくりと味わっていらっしゃいました。 プロヴァンスにも素晴らしい赤ワインがあるのですが、飲む機会は、ボルドー、ブルゴーニュに比べ、とても少ないと思います。トレヴァロンに至っては、ヴァンドペイで高額なため、知らなければ敬遠してしまうと思いますので、今回この様なワインをご紹介できてよかったです。
食後のデザートには、プロヴァンスのラベンダーを使用したクリームブリュレと、ラベンダーのハーブティーを楽しんでいただきました。
お帰り際に「プロヴァンス旅行に行った気分だよ」と、というお言葉をいただき、とても嬉しかったです。
今後も良質のワインをご紹介していきたいと思います。 ありがとうございました。
ソムリエ 猪股
